カトリック日向教会報 NO.116 2023 4月
「闇の中でも、主はそばにおられる。」
初めて皆さんと楽しい食事会(送別会)をしてから、引っ越しの荷物がまだまだ片付けてないのに、なぜか、一つのバチカンのニュースが目に入りました。教皇フランシスコは、 3月24日、ポーランドで昨年4月に起きた炭鉱事故の犠牲者の遺族らとお会いになった時に、このようにおっしゃいました。
「皆さんを前に言葉もありません。沈黙とは深いあわれみです。ただわたしは皆さんのそばに 心から寄り添い、皆さんと共に祈りたいと思います。
時には、祈っても、神がわたしたちの祈りを聞いてくださらないように感じることがあります。そこには死者の沈黙と、神の沈黙があります。この沈黙に対し、わたしたちは時々いらだつかもしれません。しかし、恐れないでください。その怒りすらも一つの祈りなのです。このような状況の中で、わたしたちは絶えず『なぜ』という問いを繰り返します。それに対する答えは、 『闇の中でも、主はそばにおられる。それがどのような形であるかは知らないが、主はそばにおられる』ということです。」
本当そうだと思います。神様はいつもわたしたちのそばにおられます。しかし、それを わたしたちはよく忘れ勝ちですね。特に何かの試練の中にいるときはもっとそうでしょう。でも、教皇様がおっしゃったように、どのような形であるかは知らないが、主はそばにおられます。だからどんなときでも、何が起こっても、失望せず、希望を持って信仰生活を続けて歩んでいきましょう。これだけお願いして、わたしはまた大分でもみなさんのために お祈りいたします。今まで本当にお世話になりました。幸せな日向での3年間でした。心から感謝申し上げます。また新しく来られる木口神父様と家族的な共同体を作っていってくださいね!
―朱神父
おしらせ
・3月21日 大分教会にて司祭叙階式
ヤコブ・イグナチオ 幸 真宏神父様誕生 おめでとうございます!
これから幸神父様は宮崎教会と小林教会の助任司祭として司牧活動されます。
・3月26日ミサ後、日向市駅前の上海ガーデンで朱神父様の送別会が行われました。
参加者17名。3年間コロナ禍の中、会食も出来ませんでしたが久しぶりに会食をし楽しいひとときを過ごすことができました。
改めて、朱神父様3年間ありがとうございました。
・4月2日(日)から日向教会に木口善孝神父様が着任されました。
よろしくお願い致します。日曜日のミサは4月2日より11時からとなります。
4月の祝日・行事・予定
2日(日) 受難の主日(枝の主日) 枝の祝福と枝の行列
6日(木) 聖木曜日(主の晩餐) 主の晩餐のミサ:午後5時
7日(金) 聖金曜日(主の受難) 受難の式(大斎・小斎):午後5時
8日(土) 聖土曜日 『復活の聖なる徹夜祭』:午後5時
9日(日) 復活の主日
16日(日) 復活節第2主日(神のいつくしみの主日)
23日(日) 復活節第3主日
30日(日) 復活節第4主日 世界召命祈願の日
※4月は役員改選、5月には信徒総会がありますが日付は未定
小宮さんの俳句 鶯の声整ひぬ歌碑の道 宮日評:地鳴きが囀り(さえずり)に変わるころ。 素早い感受。
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