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2022年 11月



   第6回「貧しい人のための世界祈願日」(11月13日)教皇メッセージ(要約)


「イエス・キリストは、……あなたがたのために貧しくなられた」(二コリント8・9参照)。使徒パウロはこのことばを、助けを必要としている兄弟姉妹と連帯する責任の根拠として、 コリントの初期のキリスト者に伝えました。貧しい人のための世界祈願日は今年もまた、わたしたちの生活様式や、現代のさまざまな形態の貧困について振り返るための、有益な促しとなるものです。

 ウクライナでの戦争は、近年、死と破壊を撒き散らし続けている幾多の地域紛争の一つに 数えられます。愚かな戦争が、どれほど多くの貧しい人を生み出していることでしょう。ど

こを見ても、いかに暴力が、無防備な人やいちばん弱い人にとって打撃となるかが分かります。数えられないほどの人が、とりわけ子どもたちが、根ざしている地から引きはがして別のアイデンティティを押しつけるために追いやられています。貧しい人を前にしては、きれいごとを並べ立てるのではなく、腕をまくり上げ、人任せにせず直接のかかわりによって、信仰を実践するのです。

 シャルル・ド・フーコーがは裕福な家に生まれながら、イエスに従うためにすべてを捨て、イエスとともに貧しい者となり、すべての人の兄弟となりました。初めはナザレで、次にサハラの荒野で、沈黙と祈りと共有によって築かれた彼の隠遁生活は、キリスト者の貧しさの模範的あかしです。彼の次のことばを深く味わうことは、わたしたちにとって有益です。「貧しい人、小さくされた人、労働者を軽んじてはいけません。彼らは神におけるわたしたちの兄弟であるばかりでなく、その目に見える生活において、ほぼ完全にイエスに似た人たちなのです。彼らは、ナザレの労働者であるイエスを完全に体現しています。選ばれた民の中の長子であり、救い主のゆりかごにいちばん先に招かれた人たちです。イエスの誕生から死に至るまでの、つねなる友でした。彼らを敬い、彼らの内に映る、イエスとその聖なる父母の姿をたたえましょう。主がご自分の身に引き受けてくださった[境遇を]、わたしたちも引き受けましょう。

 わたしたちは、すべてにおいて貧しい者、貧しい人の兄弟、貧しい人の友となることを決してやめてはなりません。イエスのように貧しい人の中のもっとも貧しい人となり、イエスのように貧しい人を愛し、彼らを囲む者となりましょう」。兄弟シャルルにとって、これらは単なることばではなく、具体的な生き方であり、いのちという贈り物そのものをイエスと分かち合えるようにしてくれるものなのです。             

 ―教皇フランシスコ

 

 秋も深まり、庭の隅っこで蝶やカマキリが静かに死を待つ姿が見られます。この時期、色づいた柿の実や葉っぱを眺め、落ち葉の掃除も楽しいものですが、今年は台風14号が木々の葉をちりじりにして紅葉は期待できそうにありません。それでも足元ではこの季節を待って咲くかれんな草花があります。 

 この年教会でも、また親族や親しい方々との寂しいお別れがありました。「死」は終わりではなく「永遠のいのち」へと続く新しい始まり、永遠の命に入った方々は私たちのために祈り、執り成しをして下さいます。



11月の典礼、行事 予定

 11月の典礼 行事 予定

     1日 (火)  諸聖人

     2日 (水)  死者の日

     6日 (日)  年間第32主日

    13日 (日)  年間第33主日    貧しい人の世界祈願日

    20日 (日)  王であるキリスト   世界青年の日

    27日 (日)  待降節第1主日   20日~27日 聖書週間


 (⋇11月5日、26日10時からお聖堂で幼稚園の土曜学校があります。)


・待降節に入る11月27日からミサの式次第が変わります。

朱神父様による新しい「ミサの式次第」の勉強会が、23日と30日のミサ後

に行われました。はじめは戸惑うこともあるかと思いますが徐々に慣れていく

ものと思います。

赤いテキスト『新しい「ミサ式次第と第一~第四奉献文」の変更箇所』と

小冊子 ミサの式次第(会衆用)は各自持ち帰り出来ます。


・神学生支援梅干し

今年は、パックなどの材料費を差し引いて52,420円の収益でした。

会計の神学生養成費に加算され、大分教区に納めます。ご協力ありがとうございました。




     「宮崎県カトリック信徒の集い」に参加して  

                       西村 濱本 松尾 杉本


 10月10日、森山司教様をお迎えして宮崎教会で開催された信徒の集いは、

約120人の参加者で、男性の集い、女性の集い合同で行われた3年ぶりの集会

でした。12時半頃会場に着くと既に朱神父様と宮崎教会の信徒の方が「日向

梅干し」を販売して下さっていました。

 

 司教様の紋章である「わたしは傷ついたものを包み、弱ったものを強くする」

をテーマに1時間ほどお話下さいました。にこやかに穏やかな表情で手振りも

合わせて、信仰厚いお母さんがおばあさんを洗礼に導いたこと、おばあさんは

仏壇の横に大きく書かれた主祷文と天使祝詞を横目で見ながら「南無妙法蓮華

経!」と大きな声で唱えておられた事などをユーモアたっぷりにお話しされ、

そして「母はもう98歳になりました。」と慈しみに満ちておっしゃいました。

司教様との距離が近くなったような気がしました。

 その日の100個の梅干しは善意の方々によって売り切れ、感謝でいっぱいです。


      

      小宮さんの俳句    新涼の机上に旅の土人形


宮日評 : 作為の趣なしとはしないが、新涼の思いのありどころは表現されている。

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