[世界難民移住移動者の日] を迎えて
朱 神父
教皇フランシスコは、9月26日世界難民移住移動者の日を迎えて、「ひたすら『わたしたち』であるように」呼びかけています。
教皇様はわたしたちに、パンデミックの影響による大きな危機を経験している今、もっとも大きな犠牲を払わされる難民、移住者、世界の隅においやられている人々が「あの人たち」ではなく「わたしたち」となるよう招いておられます。
また教皇様は「わたしたちはともに夢を見るよう招かれています。夢見ることを恐れてはなりません。そして、一つの人類として同じ旅路の仲間として、共通の家であるこの同じ地球の息子娘としてすべての兄弟姉妹でともに夢見ることを恐れてはなりません。」と言っておられます。この夢を見る一人ひとりの行動を主が祝福してくださいますように。
また皆さんもご覧になったと思いますが、オリンピック、パラリンピックの開会式の中で一番先に入場した選手たちが難民選手団というのが印象に残っています。
難民選手団は紛争や迫害により故郷を追われた難民アスリートによって構成され、2016年
リオ五輪で初めて結成されたそうです。難民に希望をもたらし、時に癒しにもなり、一人ひとりが未来を築く助けとなると思います。
難民一人ひとりが、障害を持つ人も含めてすべての人がスポーツにあらゆる場でアクセスし、参加できますように。そして、今問題になっているアフガニスタン難民問題も一日も早く解決出来ますように心を合わせてお祈りしましょう。
---- 「世界難民移住移動者の日」教皇メッセージより----
聖なる、親愛なる御父よ、
御子イエスは教えてくださいました。 国際パラリンピック委員会によると、
天には大きな喜びがわき上がることを。 紛争や迫害から逃れ
それは、失われた人が見つかるとき、 家を追われた人々はこの10年で
排除され、否定され、見捨てられてきた人を 大幅に増え、現在は世界で
わたしたちの“わたしたち”に取り戻す時です。 8200万人を超える。
こうして‟わたしたち”はますます大きくなるのです。このうち約1200万人が
障害があるという。
イエスのすべての弟子たちと、すべての善意の人に (8・27朝日新聞)
この世であなたのみ旨を行う恵みをお与えください。
国を追われた人たちを、
共同体である‟わたしたち”、教会である‟わたしたち”のもとに戻れるよう、
迎え入れ支える行動の一つ一つを祝福してください。
それによってわたしたちの地が、
あなたが造られたとおり、
すべての兄弟姉妹の共通の家となりますように。アーメン。
9月の典礼 行事 予定
1日 (水) すべてのいのちを守るための月間(10月4日まで)
5日 (日) 年間第23主日 被造物を大切にする世界祈願日
8日 (金) 聖マリアの誕生
14日 (火) 十字架称賛
15日 (水) 悲しみの聖母
21日 (火) 聖マタイ使徒福音記者
26日 (日) 年間第26主日 世界難民移住移動者の日 (献金)
29日 (水) 聖ミカエル 聖ラファエル 聖ガブリエル大天使
お知らせ
※ 大分教区の 幸 真宏 神学生 の助祭叙階式が9月23日、大分教会に於いて
行われます。
霊的花束 9月19日 (日)まで 詳細は聖堂後方
※ 新型コロナ対応について8・22日のミサ後話し合いがありました。
・ 大分教区内は日曜日のミサを、緊急事態宣言明けまで原則として中止。
・ 日向教会は現時点では日曜日9時30分のミサは行われますが、参加は
各自の判断で自由。
・ 聖歌は歌わず、オルガン伴奏のみとします。
・ 出来るだけ会話は控え、ミサ後は用事のない限り速やかに帰りましょう。
・ 連絡事項は丁寧に行きわたるようにしましょう。
小宮さんの俳句 一人降り一人乗る駅いなびかり
宮日評: もちろん車中の人影もまばら。馴染みの沿線にもふっと旅愁が湧こう。
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