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2021年10月


カトリック日向教会報  NO.98 2021 10月

              

 10月の典礼 行事 予定   ロザリオの月

   

1日 (金) 小さきイエスの聖テレジア

2日 (土) 守護の天使

   3日 (日) 年間第27主日  

   4日 (月) アシジの聖フランシスコ

   7日 (木) ロザリオの聖母

  10日 (日) 年間第28主日 

  15日 (金) イエスの聖テレジア 

  17日 (日) 年間第29主日

  24日 (日) 年間第30主日  世界宣教の日  (献金)

  31日 (日) 年間第31主日


 井下さん  安らかに!

井下洋介神父様のお父様で、延岡教会の井


下喜代秋助祭様(84歳)が、9月2日帰天され、 延岡教会で3日通夜 4日教区葬が行われました。。 日向教会にとって、また私たちにとって何かと身近にお世話になり、本当に寂しさで いっぱいです。優しい笑顔、穏やかな語り口、思い出されることもたくさんあります。 教会前の立派なコンクリート製掲示板は日向男性方も手伝っての井下さん手作りです。 掲示板のことばを毎月、毛筆の手書きで掲示して下さり、道行く人の福音宣教に心を 注いでくださっていました。私たちももう少し関心を持ってそのことばを味わっていれば 良かったと今になって悔やまれます。本当にありがとうございました。 どうか天国で日向教会の信仰うすい私たちのためにお祈りください!


● 神学生 幸 真宏様 助祭叙階おめでとうございます!

  日向神学生支援梅干しが出来上がりま


した。3日ミサ後パック詰めの作業を行います。

  時間のある方は協力お願いいたします。

● 主日ミサの聖歌 : 緊急事態宣言解除につき10月より入祭と閉祭を1番のみ歌います。

  

     小宮さんの俳句  空海の歩きし浜の秋夕焼け

        宮日評: 空海伝説のお金ヶ浜。夕焼けは西方浄土の連想。  

   

 

2021年「世界宣教の日」教皇メッセージ(要約)

「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです」

(使徒言行録4・20)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 神の愛の力を経験したとき、個人や共同体の生活の中で御父の存在に気づかされたとき、わたしたちは、見たことや聞いたことを告げ、分かち合わずにはいられません。初代教会のキリスト者は、敵意と困難な状況の中で彼らの信仰生活を始めました。隅に追いやられた時代と投獄され内部と外部の対立が絡み合い


、これまで自分たちが目にし、聴いたことですらも否定し矛盾しているかのように映る状況でした。しかしそれは、彼らを退かせたり、引きこもらせたりする困難や障害とはならずに、かえって彼らを、 障害、反対、困難をことごとく宣教の好機に変えるよう駆り立てたのです。制約や妨害もまた、主の霊によってすべてのものとすべての人に油を注ぐ、恵みの機会となりました。何一つ、だれ一人、この解放の告知に無縁なはずはないのです。


 わたしたちはこうしたすべてについての生きたあかしをおさめた使徒言行録を持っており、この書物は宣教する弟子たちが常に大切にしてきたものです。福音の香りがどのようにして広がり、主の霊のみが 与えうる喜びを呼び覚ましたかを記した書です。使徒言行録はわたしたちに、キリストを胸に抱くことによって試練を生きることを教えています。それによって、「神はあらゆる状況の中で、失敗と思われる状況でさえもお働きになるという確信」や、「愛ゆえに自らをささげて神にゆだねる人は必ず実を結ぶ」 という確信が成熟するのです。


 わたしたちも同じです。今のこの時代も、たやすくはありません。パンデミックという状況は、すでに多くの人が苦しんでいる、痛み、孤独、貧困、不正義を明らかにして増大させ、またわたしたちの偽りの安心感、わたしたちを密かに引き裂く細分化や分極化を露わにしました。もっとも弱くて傷つきやすい人が、なおいっそう脆弱に、壊れやすくなったのです。わたしたちは落胆し、幻滅し、疲労し、希望を奪うあきらめの気持ちに、視野が遮られてしまったのです。けれどもわたしたちは、「自分自身をのべ伝えるのではなく、主であるイエス・キリストをのべ伝えています。わたしたち自身は、イエスのためにあなたがたに仕えるしもべなのです」。ですからわたしたちは、自分の心にこだまし、語りかけるいのちのことばが、共同体や家庭で鳴り響くのを感じます。「あのかたは、ここにはおられない。復活なさったのだ」と。


 希望のことばは、そのことばにふれるがままでいる人にあらゆる決定論を打ち破らせ、自由と立ち上がるために必要な勇気を贈ります。そして創造性をもった共感を生きるすべての方法や、だれ一人道端に捨て置きはしない神がわたしたちと近しくあられるという―秘跡性―を探し求めます。このパンデミックの時代、正しいソーシャルディスタンスという名目で、無関心と無感動をマスクで覆って正当化する誘惑に直面する中で、求められる人との距離を、出会い、世話、活動の場にできる、あわれみの宣教が急務です。


 毎年、10月の最後から2番目の日曜日に祝われる世界宣教の日にわたしたちは、福音の寛大で喜びに満ちた使徒になるという洗礼がもたらす義務を一新すること、その人生のあかしをもって励ましてくれるすべての人を、感謝のうちに思い起こします。なかでも、多くのいのちが恵みに渇いている村や都市の隅々に、遅滞なく、恐れを感じることなく福音が届けられるようにと、故郷を出て家族から離れて出発した人々を思い起こします。最初の宣教する弟子、マリアが、洗礼を受けたすべての人の内にある、地の塩、世の光となりたいという望みを強めてくださいますように。        


                               ― 教皇フランシスコ


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